― それぞれの不安に、どう向き合う? ―
「遠距離になる」とわかったとき、最初に感じたのは“寂しさ”よりも、“怖さ”でした。
見えない未来、変わってしまう日常、それに自分の気持ち。
今回は、私が感じた「怖い理由」を5つ整理して、
それぞれにどう向き合っていくか、自分なりの考えを書いてみます。
① 会う頻度が減って、気持ちが薄れるのが怖い
どう向き合う? →「会う」以外のつながり方を育てる
物理的に会えなくなるのはどうしても避けられない。
だからこそ、“つながっている実感”を意識的に作るようにしたいと思いました。
たとえば:
- おやすみLINEだけは欠かさない
- ビデオ通話を「短くても定期的」に
- 写真や音声メッセージを送り合う
「会わなくても心が近い」と感じられる習慣を、1つずつ増やしていきたいです。
② 他の人を好きになってしまうのが怖い
どう向き合う? →「不安」よりも「信頼」のほうを見つめる練習をする
正直、これは今でもときどき考えてしまう不安です。
でも、疑うよりも、相手を信じる力を育てたいと思いました。
そのためにできることは:
- お互いの予定をシェアして「知らない時間」を減らす
- 感情もふくめてオープンに話す(寂しい・不安・嬉しい)
- 「好き」「ありがとう」を言葉にする習慣をつくる
大切なのは、“何があっても話し合える関係”を築くことなのかもしれません。
③ 気持ちを伝える手段が限られるのが怖い
どう向き合う? →「伝え方の引き出し」を増やしていく
言葉にするのが苦手だったけど、これからは言葉がいちばんのツールになる。
だから、「どう言えば伝わるか」を試しながら増やしていくしかないと感じました。
たとえば:
- 感情をそのまま言う「寂しいけど、応援してる」
- ちょっとした変化に気づいて声をかける
- 書く習慣(LINE・メモ・手紙)も使っていく
言葉にすると、自分の気持ちにも気づけるんですよね。
④ 将来のすれ違いが起きるのが怖い
どう向き合う? →「ライフプランをふたりで“見える化”する」
なんとなく不安なのは、「将来の方向性がわからない」から。
だから、話し合って言語化・数値化することで、ふたりのビジョンを明確にすることにしました。
やったこと・やりたいこと:
- 転勤中の過ごし方(会う頻度・交通費の分担など)を話し合う
- 貯金・収入・支出を共有して「資金計画」を作る
- 「仕事」「結婚」「住む場所」について、数年単位のイメージを持つ
不確実な未来でも、2人で見つめていれば怖くないかもしれません。
⑤ 自分ばかり不安になってしまうのが怖い
どう向き合う? →「不安な自分を、責めない」練習をする
相手が前向きな分、自分だけが弱く見えてしまって辛い。
でも、不安なのは愛している証拠であって、悪いことじゃないと受け止めるようにしました。
今、実践していること:
- 感情をノートやブログに書き出してみる
- パートナーに「話してもいいかな」と前置きをして素直に伝える
- 同じ立場の人の発信を見る(=安心できる)
気持ちを閉じ込めず、誰かに・どこかに出す場所を持つだけで、心はぐっと軽くなります。
最後に:不安を言葉にすることが、“備える”ということかもしれない
遠距離が怖いのは、未来が不確かだから。
でも、不確かだからこそ、心の準備ができるんだと思いました。
今回、自分の不安と向き合ってみて感じたのは、
「怖い気持ちにフタをしないこと」が、きっとこれからの支えになるということ。
この先もきっと揺れる日はあるけれど、
ひとつずつ向き合って、言葉にして、ふたりで選んでいけば、
“物理的な距離”よりも“心の距離”のほうがずっと大切にできる気がしています。
コメント